2010年6月18日 (金)

極薄メイクは、安上がりではない

◇バーバリーもついにメイクアップラインをだすようだ。NYタイムズのマガジン欄で製品の写真を見る。

http://tmagazine.blogs.nytimes.com/2010/06/18/english-accents-burberry-beauty/?ref=womens-fashion

クリストファー・ベイリーが打ち出す、現代の「イングリッシュ・ローズ」のイメージ。クレイジーなアイメイクもリップメイクもなし、ただうっすらとメイクの気配だけが残ることをめざすメイクアップラインであるようだ。

韓国の水光メイクといい、やはり時代はポイントメイクを極力省く、「極薄メイク」のほうに向かっているような印象がある。現実的に考えても、バッグの中身は少ないほうがかっこいいし、「メイクを落としたあと」の顔を見せねばならない局面でも、当惑(?)を与えることもなくていい。

ごまかせない分、スキンケアにより力を入れなくてはならないから、かえってお金も労力も時間もかかるのだが(笑)。

◇「パブリック・エネミーズ」、DVDで。もう10年ほど通っている「クレアトゥール」では各ブースにDVDデッキがおいてあって、次々にいろんなのを流してくれるから、予期せぬ拾いものや見逃した話題作を見ることができて、ありがたい。30年代ギャング映画は、メンズファッションが見もの。男はスリーピーススーツに帽子。葉巻とマッチがシブく合う。

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2010年6月16日 (水)

つるつるのオム・オブジェ

日本の若い男性においても、「すね毛はそる」のがふつう(?)になっているらしいこの頃であるが。

クルーズやビーチなどで水着になることが増えるシーズンだからか、アメリカの男性においても、「体毛はそる」トレンドが顕著になっているようだ。「ニューヨーク・タイムズ」15日付の記事。

西洋の男性のなかには、胸毛ばかりか、背中の毛までもふさふさと豊かで、ゴールデンレトリーバー状態の方も多いらしい。なんの映画だったか忘れたが、恋愛コメディもので、男が「デートの前に背中の脱毛に行く」というシーンを見たことがある。

で、最近、急成長しているグルーミングのカテゴリーが、背中の毛をとりのぞくための製品である、と。ワックスタイプ、クリームタイプ、電気シェーバー、スプレイタイプなど、さまざまに工夫が凝らされている。

ボディ用のレイザーを出しているフィリップス社のデータも紹介している。47%の男性が、首から下の体毛の処理のためのなんらかのグッズを使っている。18歳から29歳の男性においては、その割合が61%にものぼる。

ちかごろの水着モデルや下着モデルの男性がほとんどヘアレスなのも影響しているかもしれない。いずれにせよ、(「見る」よりもむしろ)「見られるボク」(オム・オブジェ)意識を強く反映している現象と見えるのだが。

「見る」側に立つザ・元祖肉食の方々が聞いたら、嘆きそうな話でもある。

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2010年6月 1日 (火)

天然香料100%の「デメリット」を使いこなす時代

日本人はとてもにおいに敏感だ。消臭剤があれほどきめこまかく開発されるのも、日本ぐらいではないか。「くさい」ものが嫌われる一方、ある人々にとってはよいにおいであるはずの香水のにおいも、嫌われることがままある。

香水好きなはずの自分でさえ、体調のよくないときには、合成香料のにおいが充満した満員電車のなかで頭が痛くなったことがある。30センチ近寄ってはじめてかすかに香るという程度のつけ方がいいとされるが、肌に最接近してはじめて気がつく、という程度でも十分ではないかと思うことも多い。

他人に香害を与えるのは避けたいけれど、自分でひそかに香水を楽しみたい、というときになかなかよいのでは、と愛用し始めたのが、「パルファン・オノレ・デ・プレ」の一連のシリーズである。合成香料を使わず、100%天然香料でできいる。フランスでは香水のカテゴリーではじめてオーガニックと認定されたフレグランスだそうである。調香師はオリヴィア・ジャコベッティ。

合成香料が使われていないことには、メリットとデメリット、両面がある。メリットは、頭が痛くならないこと。不快と感じる人が少ないであろうこと。たっぷり使っても、深呼吸したくなる。自然のやさしさに包まれるような心地よさで満たされる。

デメリットは、持続性が低くなること。長時間はもたない、と考えたほうがいい。思えばはじめて合成香料を用いた1920年代のシャネルNO.5は、こまめに香水をつけたしていられない忙しく働く女性のために考えられた香水でもあったかもしれない。

でも、今では、持続性が低いということが、逆に強みにもなる。外へ向かって残り香がとんだりしないので、日本料理店やワインバーにいくときにもつけていける。

肌に直接たっぷりつけ、繊細な香りが肌の一部となるようなつけ方を楽しむためのフレグランスである。肌に鼻をつけてはじめてわかる(笑)みたいなところがある。慣れないうちは、「もたない」ことに物足りなさを感じるのだが、少なくとも他人に害は与えないだろう、とリラックスできる。

気持ちを明るめにもちあげたいときには、幸せな夏の日の田園の自然をイメージさせる「ボンテ・ブルーム」、甘めな気分にもっていきたいときには「セクシー・アンジェリック」あたりが、このブランドの個性がきわだっていて印象的。ほかにも、大地の神秘を感じさせる「シャーマン・パーティー」やかんきつ系がはじける「オノレ・トリップ」、森と水をイメージさせる「ニュー・グリーン」など。

外箱がユニーク。アコーディオン型におりたたまれた紙でできていて、クッション性もそなえながら楽しい。「新時代のエコオーガニック」を視覚的に伝えている。下は、「セクシー・アンジェリック」のボトル。

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2009年10月30日 (金)

ドラゴンルージュ

◇クリスマスコフレのシーズン到来。最近ではどのメーカーもブランドも年がら年中コフレやキットを出しているから、よほど珍しいものでないと見向きもしなくなったが、久々に血が騒いだ限定品があった。

シャネルのミニブラシセット。限定個数の発売で、予約も受け付けない、つまり当日早い者勝ち。というわけで、発売日の今日、デパートの開店と同時にシャネルカウンターへ行き、ターゲットを無事獲得。

このプロセスに感じる興奮と達成感、そしてその後の若干の虚脱感は、「狩猟」の感覚と似ているんだろうなあとうすうす思う。

同じ今日発売のアイテムとして、「ルージュ アリュール ラック」のシリーズに魅了される。「ドラゴン」と名付けられた深紅の、うるしのようなツヤがえもいえずなまめかしく、格調高い。つけてもらっていたく気に入り、これも購入。

赤のリップはかなり慎重につけねばならない。ちょっとでもはみでたりにじんだりするとたちまち下品になるし、人目をひくだけに、姿勢も常にきりっとしていなくてはならない。赤いリップがゆがむとこれほど醜いものもないので、左右バランスのいい微笑みを心がけねばならない。そのためには、邪悪な感情をつとめて廃し、おだやかな感情のみが表情に現れるよう、精神をコントロールしなくてはならない。赤いリップからこぼれ出る言葉はそれにふさわしい品がなくてはならないので、おのずと言葉を選ばなくてはならない。

そういうわけで、気持ちがどよんと停滞しているなあというような時には、「修行」の一環みたいに、あえて赤いリップをつける。少なくともその日一日、心の緊張を取り戻すには、なかなか効果がある。ただ、それでなくてもデカくて目立つ口に赤リップは、子どもたちには「ぎゃー、食われちまう~」ときわめて不評である。

け。ともあれ、「ドラゴン」レッドは久々の会心の赤。

◇TV「ピラメキーノ」の「辞書めっこ」がおもしろい。相対し、片方が広辞苑を開いて、そのページの中にみつけた一語の定義を読む。もう片方は笛をくわえているが、定義を聞いて笑ってしまって笛の音を出したら負け。「ぬらぬら」とか、おおまじめに読むとほんとにオカシイのである。よく考えたなあ、「辞書めっこ」とは。

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2009年7月22日 (水)

おとな塗り

ロートの「エピステーム」3週間使用後のデータ測定@アオハルクリニック。どきどきだったが、ほとんどのデータにおいて改善を示す数値がでてきたので、驚きつつ、ひとまずは任務を無事果たせたことに安心。全体的に肌状態が安定し、明るさがアップしたようで、友人からも「何使ってるの?」とチェックが入ったりしていた。

すべて優秀なアイテムばかりだが、中からとる美容液がとりわけ私にはあっていたようで、発売後、買って続けたいと思った製品のひとつ。

プレスのヤマダさんの肌が光を反射する水面のようにピカピカで、自社スキンケア製品を「おとな塗り」しているから、と。説得力ありすぎ。

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2009年7月19日 (日)

エコシック・フレグランス

ニッチな高級フレグランスを扱っている「フォルテ」さんから、新しいブランドの香水のサンプルをお送りいだだく。フレグランス界では有名な女性調香師、南仏グラース出身のオリヴィア・ジャコベッティが手がける、「オノレ・デ・プレ」。100%天然香料、自然にインスピレーションを得た「エコシック」な香り、とのこと。全5種。

蒸し暑い今の季節に最適なリフレッシャー!と感じたのは、「オノレ・トリップ」だった。タンジェリン、地中海のオレンジ、黄色いレモン、青いレモン、フィリピン産のスパイス・・・と聞くだけで脳内に海と太陽が広がる感じがあるが、この清涼効果快く、思わず全身にふりかけてしまった。ただ、当初の鮮烈な香りがそれほどもつわけではなく、しばらくすると肌と一体化する感じ。秋冬にはかなりものたりなく感じるかもしれないが、汗ばみがちな今の季節なら、かえってこのくらいのほうが他人迷惑にならなくてよいかも。

「ボンテ・ブルーム」も、いったいなんの香りだか、言いあてられない繊細な複雑さをもちながら、さりげなく、印象に残る。ひまわり、南インドの花、モロッコのブルーカモミール、バラグアイのレモンの花、セージの葉、ホワイトアイリス。

「シャーマン・パーティー」も、自然の生命力がはじけるようなパンチ力があるのに、静かなやすらぎに満ちている。ハイチ産ベチバーの根、エジプトのバジル、ベネズエラの森の香り、マダガスカルのクローブの乾燥花・・・。どの国にも行ったことがないので、まったくイメージわかない。それもあって、「いわくいいがたい」ミステリアスな香りとして魅了される。

「セクシー・アンジェリック」はちょっと甘い。ハムロックの花、アンジェリカの種、焼きたてのカリソン。アーモンドの甘い香りが好きな人にはたぶん好もしいと感じられるはずだが、お菓子が苦手な私にはあまり似合わないようである。

「ニュー・グリーン」は深呼吸したくなるような森の空気、といったイメージの、癒される香り。しわしわに揉んだ緑の小さな葉っぱ、インドの植物性ムスク、修道院の薬草・タラゴンの香り、シダーウッド・・・。といわれても、わかるようなわからないような。

それぞれ、すぐに素肌になじんでしまうので、至近距離に近づいた人だけが「あらっ、今のは?」と感じるか感じないかという程度にごくごくかすかに香る。これなら和食の席でもキモノでもOKだろう。

すぐに買いたい、と思ったものの、伊勢丹先行発売が9月2日とのこと。日本の夏のためにつくられたようなフレグランスなのに、なんだかもったいない。

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2009年7月 1日 (水)

対「糖化」スキンケア

「クロワッサン」の美容特集に協力し、ロート製薬(あの「オバジ」」を成功させ、今やビューティー市場で190億円を売り上げている)が9月に発売するプレステージライン、「エピステーム」を3週間試すことになった。エイジングのメカニズムとして、「加齢」「酸化」「光老化」が原因として働くというのはこれまでもさんざん報じられてきたが、そこに「糖化」という概念が加わったのが新しい。

糖化、というのは、たんぱく質に糖が結合することによって起こるたんぱく質の劣化のことらしい。血管の弾力性が失われたり白目が黄ばんだりという変化はこれによるものとのこと。で、ロート製薬が最新テクノロジーを駆使して開発したのが、この「糖化」を含む4つのエイジング原因に、内と外から働きかける新製品。

麻布十番のアオハルクリニックにて、皮膚科の先生のチェックを受けた後、おどろおどろしいマシンの数々を使い、糖化数値だとか弾力性だとか、シミ・シワ・ケアナ・ニキビ予備軍だとか、ありとあらゆる数値を計測される。スキンケア周辺でここまでテクノロジーが発達していることにめまいがする。直視するのもおそろしいが、エピステームをフルラインで使ってみて3週間後にこれがどう変化しているのかまた計測する。

編集部の依頼時期が絶妙であった。著書を大きく紹介してもらったその直後にお話をいただいたので、断れない。でもまあ、自分の肌を科学的に直視するというめったにない機会を与えてもらったと、よいように考えることにする。

日頃愛用のド・ラ・メールとはしばしお別れ。そういえば、日本で売っている「ド・ラ・メール(DE LA MER)」には「ド」がついているが、先月、韓国旅行に行った友人が買ってきてくれた同製品は「ド」なしの「ラ・メール(LA MER)」であった。デパートで売っている正規品である。中身も容器もまったく同じ。韓国では「ド」ぬきで通っているとのこと。なぜ?

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2009年6月16日 (火)

イッセイ・ミヤケの新香水

Issey_miyake_1_3 2000年以来、9年ぶりとなるイッセイ・ミヤケの女性用フレグランスの発表会。青山のクリアギャラリーにて。

a scent by issey miyake という名の、ムダなし、本質追求、テクノロジー駆使、という点できわめて「イッセイらしい」香水でした。

Issey_miyake_2 パッケージをデザインしたのは佐藤卓さん。ボトルのデザインは、イスラエル人のアリック・レヴィさん。50ml、100ml、150ml、という容量の違いを、工業製品のようなアクリルのボトムの厚みで出す(正面から見ると同じに見えるのに)、という工夫が、おもしろい。ボトルの内側に佐藤さんデザインのロゴが彫りこまれている。ゆえに、ボトルの表面にいささかのひっかかりもなく、手触りがピュアな感じ。

開発にかかわったフランス人、アルノー・マルタンさんのお話を聞く。というか素朴な質問をしてみる。

中野: ムダなくナチュラル、ピュアでシンプルといった点では、従来の「ロー・ド・イッセイ」の伝統を踏襲しているように感じますが、従来の香水との大きな違いは何ですか?

マルタン: エッセンシャリティとシンプリシティを追求しているという点では、同じです。今回の香水では、よりフェミニンな印象を強めました。

中野: でも、フレッシュな感覚で、男女共用で使えそうですね?

マルタン: ノンノン(笑)! 最初は確かにヴァーベナ系のフレッシュな印象が全面にでてきますが、徐々に、力強く、花々が開いていきます。最後に甘く残るのが、ジャスミンです。ジャスミンはフェミニンな要素を決定する香りで、メンズには決して向きません。

中野: バラはすっかり男性香水の分野でも使われてますが。そうですか、ジャスミンが最後の女の砦なんですねっ!

マルタン: はい。それと今回カギになった香りは、ガルバナムです。 ゴムの樹脂で、ウッディな香りなんですが、これだけではけっこう、くさかったりするのです。それで21世紀のニューテクノロジーを駆使し、よい香りだけを抽出することに成功しました。

Bd_1_flacon_face 中野: 自然とテクノロジー。21世紀にふさわしいキーワードですね。これもまた、「ロー・ド・イッセイ」と同じように時代を象徴するフレグランスになりそうですね。

マルタン: そう願っています。ありがとうございました。

中野: こちらこそ!Bd_3_flacons_cote

☆発売予定日は、9月9日だそうです。サマーフレグランスとして快適な香りなので、夏に間に合うように発売してほしい・・・と思いましたが。

「ロー・ド・イッセイ」は男女どちらでも行き来可能な、トランスセクシュアルな時代を感じさせた名香でした。「ア・セント・バイ・イッセイ・ミヤケ」は第一印象はトランスセクシュアル、でも「最後に残る、女らしさの砦」を表現していることが印象的。仕事はばりばりできても、女性らしさは、ゆずれぬ砦として、慈しむ。そういう時代がきていることを、あらためて感じます。

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2009年5月20日 (水)

メンズヘアのお手本はベッカムからペストンへ

英「インデペンデント」紙の記事。イギリスのメンズグルーミングのトレンドは、ベッカム的な自己耽溺系グルーミングから、控え目な洗練へと変わりつつあるとのこと。

このトレンドに寄与しているのが、BBCのビジネスエディター、ロバート・ペストン氏。

どんな方かな?と思ってBBCのウェブサイトを拝見したら、なるほど、メトロセクシュアル的なまばゆい感がかけらもない印象。とくにイケメンというわけではないけれど、頭良さそう、でも出過ぎるような感じもなく、穏やかで、万人に好印象を与えそうな人である。

髪は黒く、1:9ぐらいの横わけ(?)で、整髪剤不要のローメンテナンスでOKといった感じ。この髪形がいま「ザ・ペスト」と呼ばれて模倣されているらしい。

この髪をつくっているのは、デイヴィッド・バロンという「バロンズ・ヘアドレッシング」サロンのオーナーで、カットも30ポンド(5000円強?)とつつましいお値段(ちなみにベッカムのヘアはその10倍の費用がかかっているとうわさされている)。

不況期にはこんなお堅めな、費用もエネルギーもかからないヘアに人気が移るということもあるだろうが、やはりロバート・ペストンその人の魅力が大きいようだ。

ペストン氏は、2007年、ノーザンロックの資金難をスクープして以来、BBCで経済危機の問題を報じ続けて、知名度を上げている。49歳である。

「テレグラフ」ではペストンのヒューマンな側面を伝えるQ&Aが載っていた。これがまた愛とユーモアに満ちていて、すっかりこの人のファンになりかけた(笑)。いくつか抜粋します。

Q「あなたが信じていることを挙げてください」

A「人は本質的に善であること。人は誰もが自分自身をもっともよく生かす機会に値すること。人生には試験に通るよりもはるかに大切なことがあること。サッカーはほんとうに美しいということ。あやうくホールマークのカードに格言を書きそうになっていること」

Q「オンラインでの最大の発見は何でしたか?」

A「オンラインのスーパーマーケットでの買い物。というのもスーパーマーケットで買い物をするのが嫌いだから」

Q「過大評価されているのではないかと思う有名人は誰?」

A「みな、すばらしい仕事をしています」

Q「あなたにとって、<愛>の定義は?」

A「妻に対して抱いている感情」

Q「後世、どのような人として記憶されたいですか?」

A「まあまあいい父親(an OK dad)、として」

経済問題が重要問題であり続けるかぎり、ペストン氏の登場シーンはますます増えるのだろうなあ。たかが男の髪型ひとつ、不況と無関係ではありえない。

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2009年5月13日 (水)

ブラウン首相のメイク

イギリスの新聞は容赦ない。タクシーの中にゴードン・ブラウン首相が忘れていったマル秘「お助けグッズ(aide)」ことメイク用品とその使い方の手順のメモが暴露されてしまったようだ。

「愛されるモード」にも書いたけど、男性政治家のメイクは珍しいことではない。トニー・ブレアだって在任中に1800ポンドのメイクアップ費を税金からまかなっていたことが報じられていたし。

ただ、自分の容貌も意識的に演出していたブレア元首相とちがって、ゴードン・ブラウンは、外見なんか男が気にかけるものではないと信じているような、質実剛健のジョンブルというイメージがあった。だからよけいに、意外というか、かわいげを感じたというか…。

「メイクしてない」ように見せるヘルシーな男性政治家艶メイクがどうやってできるのか、以下のように報じられたのだった。

1 「トランスペアレント・ブラッシュ」のフォーム(泡)を顔全体に。

 泡状の、顔に透明感を与える下地のことでしょうか。

2 目の下、しわ、くぼみの気になるところにコンシーラーを微量、なじませる。

3 「クリニークのスーパー・バランスド・メイクアップ」(ファンデーション)を壁を塗るように顔全体に。耳にも忘れずに。目を閉じてまぶたの上にも。

4 「ゲランのテラコッタのパウダー」を顔全体に。

この工程をあのブラウン首相が繰り返しているのかと思うと、なにやら微笑ましく感じたのであった。政治家は見えないところでたいへんな努力をしなくてはいけないのですね。

クリニークとゲランの売り上げ、「ブラウン首相御用達」ということで上がるのかどうか。

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