「俺は空洞」
不穏でむきだしの感情の嵐に翻弄される4時間……。ぐったり疲れて、放心。
園子温「愛のむきだし」。
一晩経って翌日。「ヨーコ」「ユウ」と叫ぶように互いの名前を呼びあう最後のシーンの激しい美しさを反芻していた。あの段階にいたるまでの長大な4時間があるからこその、深い感慨。カタルシスに至るまでの長い回り道という意味では「愛と誠」を思い出したし、相手の名前を呼ぶことが最強の求愛にして返答であることを思い出させてくれた点では、「卒業」のラストシーンを連想した。
まだまだ魂にひっかかってるようなシーンはたくさんあるのだけれど、文字にした途端に感情が整理されてしまいそうなのがコワい。定義づけ不能の感情が落ち着かずに暴れたまま。「むきだし」体験ビフォアとアフターで、ぜったい違う人間になっている…。
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