イスラム教徒のモデル、羽ばたく
サウジアラビアで2015年から女性に参政権が認められるようになった。こうした動きをいっそう後押しすると思われるのが、モード界でのイスラム教徒の女性モデルの活躍。
それを紹介する「ニューズウィーク」のロビン・ギヴァンの記事。18日付、The New Faces of Islam. http://www.thedailybeast.com/newsweek/2011/09/18/the-new-faces-of-islam.html.
最初の部分をものすごく大雑把にダイジェストすると。
5年前のアラブ世界は、モデル界のネットワークから断絶していた。女性が海外に移動する、ということが文化的に困難だった。が、いま、たとえばこの二人のモデルが、アラブ世界の偏見や制約を越え、世界ではばたきはじめている。
Hndi Sahli とHanaa Ben Abdesslem の、ややダークな肌が美しい二人。昨年は、ジバンシイ、ラルフ・ローレン、ルイ・ヴィトン、ゴルティエ、ヴェラ・ウォン、フィリップ・リムなどのコレクションにモデルとして登場、イタリア版、フランス版の「ヴォーグ」にも載り、トップショップやランコムの広告にも出演。
この二人のモデルにとって、ファッション業界とは、ゴシップだの贅沢だのといったものに身をゆだねる場などではない。力を得られるところであり、チャンスに満ちた場であり、新しい世界なのである。他人の視線を受けるチャンス、他人に自分のことを語ってもらうチャンス、いや、ただ単純に「存在する」というチャンスを得られる場所なのである。
「ファッション業界は私を自立させてくれました」とベン・アブデスレムは語る。「女性としての自分自身に、自信を与えてくれました」。
皮肉なことに、アラブ世界の女性は、長い間、ファッション界最大の消費者だった。実際、フランスのオートクチュールの経済は、中東に頼っている。ファッション撮影はしばしばマラケシュみたいなエキゾチックな中東でおこなわれてきた。にもかかわらず、アラブの女性はそのなかに不在だった。変化が起こったのが、ようやく2年前。
というわけで、中東で起こりつつある劇的な変化は、モード界とも無縁ではないのである。写真は、紹介されているふたりのモデル。
長らくヴェールで覆われてきたイスラム世界の美女たち。西洋世界の美の基準に染まらない、彼女たちの美しさを見せてほしいと思う。
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