フランダース表現主義
◇学生がつくる東大HPの「東大な人」コーナーの取材を受ける@BUNKAMURA。学生時代の話や今の仕事の話、学生へのメッセージなどなど。学生記者さんは、いろいろな分野で仕事をする卒業生に会えて楽しそうである。右も左もよくわからないときに、こういう機会がほしかったなあ、と思う。
◇BUNKAMURAついでに、「フランダースの光」展。19世紀終わりごろから20世紀前半のベルギーの画家たちの絵画。点数はやや少なく感じたが、はじめて出会う画家の作品も多く、目が洗われるような思いをさせてくれる絵にも出会えた。
レオン・ド・スメットの「読書」。175×212の大きな絵で、赤の印象が深く、ひきこまれる。スメットの色彩感覚には響き合うところが多く、「花咲く果樹園」の、淡いピンクがアクセントになった白の美しさにも見惚れた。女性がしどけなく眠る「桃色のハーモニー」の桃色トーンに覆われた世界にも目がほぐれていく。
ギュスターヴ・ド・スメットの「画家とその妻」や「青いソファー」の、若干キュビズムの入ったポップな絵柄と色彩感覚も、印象に残る。
フリッツ・ヴァン・デン・ベルグのシュールで暗い絵にも魅了された。「夢あるいは創造」「貧しい男」の強烈なイメージはしばらく残像をひきずる。ドイツ表現主義の映画を思わせる、奥の深い暗さ。
スーベニアショップでベルギーにちなみ、ベルギービール各種のグラスを売っていた。なかなかグラスだけは売ってないので、つい嬉しくなり、2つ買う。美術展に行って酒まわりのグッズを買って帰るというのもどうなのか。
あの絵画の風景に、あのビールなのか、とちょっと風景に親しみを覚える。
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