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2010年8月28日 (土)

映画のスピード感と、時代の速度感

チェン・カイコーの「始皇帝暗殺」DVD。買ってからずいぶん時間が経ったが、ようやく観る気に。というのも、なにせ長いのである。171分。結局、移動やネイルなどの合間に、3回ぐらいに分けて鑑賞。で、やっとのことで、完。邪道で申し訳ないが、それなりの充実感は残る。

大がかり(すぎ)なセットとスケール大き(すぎ)なストーリー。歴史にのみこまれる激情。舞台的な演技。1980年代だったらヒットしていたのかなあ。どうも現代のスピード感とのズレみたいのを感じた。たしかに、あらゆる点で「巨編」にふさわしい大きさで、面白かったことは面白かったのだが、今の時流と同調する監督ならばもっとスピーディーにまとめあげたはず……とも感じた。映画のスピード感と時代の速度感は、やはりシンクロしているほうが、同時代の観客としてはノリやすい。でも、どっちがいいのかは、わからない。あえて反時代的な、ゆったりとした大作を贅沢につくることができる監督は幸運である、とは言えそうだ。

刺客のケイカを演じたチャン・フォンイーが、好もしい印象を残す。コン・リーは何を演ってもコン・リーだなあ。ここまでのレベルになると、あっぱれ、とも思う。


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