ウィキッドなハンサム
◇ブランメルのことを話す必要に迫られて、あらたに調べ直していたら、2006年にジェームズ・ピュアフォイ主演でつくられたイギリス映画「ボー・ブランメル:この魅力的な男」が、ユーチューブで全部見られるようになっていたことを発見。約9分ずつ×9回分。でも画像は粗いし、音楽もセリフも不鮮明だし、もちろん字幕もついていない。著作権は大丈夫なのかとか気になり始め、かえってフラストレーションがたまる。リージョンコードがちがうDVDを買っても、日本のデッキでは見られないし。わざわざそのためにデッキを買うのもためらわれる。
この映画を字幕付きで、日本で発売してくれる太っ腹な会社はないものか。ブランメル伝説のエピソードが現代的な解釈でちりばめられた、一定のニーズは期待できる歴史映画だと思うのだが。
主演のジェームズ・ピュアフォイは、テレビドラマ「ローマ」でも、マーク・アントニーの役ででている。wickedly handsome と形容されていたが、なるほど、こういうところにも wicked を使えるのか。ちょっとワルくていたずらっぽくてイジワルな感じが、いっそうたまらなく心をわしづかみにするようなハンサム、っていうニュアンス? このひとはジェームズ・ボンド役の候補にもなっていた。結局ダニエル・クレイグに決まったけど、たしかにピュアフォイは007も似合いそうだ。
ピュアフォイの誕生日が6月4日、ブランメルが6月7日。二人とも私と近い誕生日で、ちょっとだけ嬉しくなる(単純)。
◇調べものの延長で、10年前に出した「スーツの神話」(絶版)という本のブランメルの項目を読みかえしていたら、なんだか他人が書いた文章のような気がしてくる。今ならこうは書かない、というアラばっかりが気になって、恥ずかしくなるやらいたたまれなくなるやら。でも当時はあれはあれで全力を出したつもりではあったのだ。10年で、社会も自分をとりまく環境も、文体(に対する好み)も、ずいぶん変わった。
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