「畳の目のように物事はすすむ」
◇20日付朝日新聞、磯田道史の「この人、その言葉」。落語の大名人、古今亭志ん生の巻。
「本気で辛抱してりゃ、自分の目には見えなくても、畳の目のように物事はすすんでるんですよ」
辛抱+楽天+ずぶとさ、が必要と磯田先生は説く。
力づけられるとともに、がんばってもがんばっても先が見えないと、そういう気力を維持する体力がなくなってくることを痛感する。「畳の目」は数えないことが、生き抜いていくコツであろうなあ、と気が遠くなる。
◇半年前にボックス買いしておいたDVD「マッドメン」、1巻だけようやく見始める。会う人ごとに見ろ見ろとすすめられていて、いったいどんな面白さなのだ?と期待先行。
60年代の広告業界の話で、登場する人は、男も女もみんな煙草をスパスパ。会議ではウィスキー。女性秘書は「母親とウェイトレス」のような立場で、不倫、セクハラなんでもありの欲望全開、出てくる誰もがどろくさい印象。女優もまったくあかぬけない。60年代の雰囲気をだすための、あえての演出だろう。クリーンでスタイリッシュ、倫理的にも正しい映像を競うような雰囲気のなかにあって、この「異」な感じはたしかに刺激的ではある。実際、人が会議しながら煙草を吸う姿というのを久しぶりに見た気がした(笑)。
それにしてもボックス買いDVDにせよ、大人買いマンガにせよ、「買った!」だけで達成感があって、なかなか手をつけられないものである。「エマ」も大人買いして半年になるのにまだ手をつけられないまま・・・・・・。
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