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2010年2月23日 (火)

ヴェラ・ウォンとライサチェク

ヴァンクーヴァー・オリンピックとファッションの話が英「フィナンシャルタイムズ」2月13日付に掲載されていた。ラルフ・ローレンがアメリカチームのユニフォームをデザインしたとか、Dスクエアードがオープニングセレモニーでのカナダのセレブの服を担当したとか、ヴェラ・ウォンが男子フィギュアのイヴァン・ライサチェクのコスチュームをデザインしたとか。

なかでも興味をひかれたのが、ヴェラ・ウォンの話。ウェディングドレスのデザイナーとして有名なヴェラ・ウォンが、元アイススケーターだったとは知らなかった。彼女はファッショナブルなスケートコスチュームのパイオニアで、ナンシー・ケリガン(1994)、ミシェル・クワンの衣装もデザインしてきたのだそうである。概要をおおざっぱに以下に紹介。

「ナンシー・ケリガンとは子供のころから一緒に滑っていた仲だった。94年当時のスケート衣装のトレンドはキラキラやフリルがついたラスヴェガス風味の入ったものだった。でもナンシーはどちらかというとプレッピー的な、すっきりスマートなスケーターだった。だからそんな彼女らしい良さを強調できるような衣装を作った。私たちはスケート衣装になにがしかの影響を与えたと思う。

ミシェル・クワンの衣装は6年間担当。ミシェルは滑ると観客のハートをわしづかみにするような芸術的なスケーターだったが、技術を妨げないような衣装を作る必要があった。たとえば、スピンをするときに息がつまるような感じがあるハイネックはNGとか。

エヴァン・ライサチェクは、はじめて男性用の衣装を作ることになった選手。実際に彼と一緒に滑ってみて、彼が求めるものを理解しようとした。ヴェラ・ウォンのファッションショウじゃなくて、選手が達成しようとしていることがすべてなのだから。エヴァンがスポーツ選手に見えるとともに、王子様のように(princely)見えるようにしたかった。彼がフリープログラムで選んだ曲、『シェヘラザード』はとてもドラマティックでパワフルなので、コスチュームがそれに負けないようにしなくてはならなかった」

高橋選手の「ジェルソミーナ」の衣装も、いつもの彼の印象を快く裏切るかわいい印象で、豊かな表情をひきたてていてとてもよかったが、あれはどなたが作ったのだろう? 


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