「ガムを嚙むのはアゴが疲れる」世代
◇松田久一『「嫌消費」世代の研究』(東洋経済)。車もテレビも海外旅行もいらないという世代の分析。「嫌消費世代」と名付けたことじたいに最大の意義があるのかなという印象。「目立たないように、空気を読んで、できるだけ深く関わらずに」「外すとバカにされるから、流行とかは追わないようにしている」などなど、上の世代から見ると不可解すれすれの若い人たちの低エネルギー現象が、今後、「嫌消費世代」ということばで説明されていくのだろう。劣等感や自信のなさが、「とりあえずまったり暮らして、貯金」というローテンションの行動に向かわせる、という指摘に、なるほどなあと思う。
◇なんだか(気持ち的に)冷え冷えとしてきたので、ジャック・ブラック主演の「スクール・オブ・ロック」DVDで。期待を裏切らないアツ(くるし)さに元気のおすそわけをいただく。金がなくてもロックがある、という時代もたしかにあったのだ。今はフィクションの中にしかハイテンションはありえないのだろうか。
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